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以前私は、子供は最初から勝たない方がいいと言いました。
これはあくまでも私の考えですが、勝ちから始まると、子供も親も 期待が大きくなりすぎるからです。 どんな選手でも勝ち続ける事はできません。 スランプがあり、挫折があり、そこで一回りも二回りも大きくなるのです。 つまり、負けを自分の糧にできるのですね。 しかし、勝ちから始まると、負けた時の自分を対処できず、挫折を 乗り越えられません。 特に親の方にこのパターンが多く、今まで勝ってきたのに…とか もうこの子はだめだろうと勝手に諦め、辞めさせていくんです。 はっきり言って、志木支部の子供たちのレベルはまだまだです。 小さな大会では勝つ事もあるでしょうが、大きな大会にいけば 周りのレベルの高さに打ちのめされ、今の自分の力を知るでしょう。 しかし、これは当然なのです。 支部の子供たちは長い子で1年半、簡単に勝てる訳がないのですから。 特に形は年数が必要だと言いました。 形は順番通りにやればいいのではなく、内から出てくる見えない力が 必要です。 これは何回ビデオを見ても、人の真似をしても習得できないでしょう。 よく難しい形をきれいにやっていても、基本形を一生懸命やる子の方に 旗が上がるというのはその為です。 例をあげると、組手で成績をあげているみ○きが、形でもそこそこ勝ち進みます。 よく見ると細かいダメ出しはたくさんあるのですが、この子には人を ひきつける力があるから勝ってしまうんです。 この子は形のビデオを一切見ないと言っていました。 ただ、指導者の教えを素直に聞き、自分なりに精一杯表現しているので 審査員の心に響くんです。 もちろん、形で優勝するためには実力も必要なので、大きな大会では 玉砕するのですが。 しかし、私は子供の内はこれでいいと思っています。 今から大人のような形をやっていたら、この先伸びしろがないじゃないですか。 幼児から始めて、武徳会では上位に入る「た○や」や「ま○と」でさえ、 勝ちきれていません。 み○きが形で優勝するようになったのも、5年生になってからです。 今上位にいる子も長い年月がかかり、多くの負けを体験しているのです。 だから、簡単に勝てるのものではないと、支部の子供達にも親にもわかって欲しい。 私たちは、今何が必要で、何をやったら勝てるかきちんと考えて指導しています。 もっと先に進ませたいという親御さんの気持ちもわかりますが、焦らず 長い目で子供を見てあげて下さい。 今できることを精一杯やっていれば、必ず大成します。 いや、させますから ![]() PR |
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